Fが押さえられなくてギターを諦めた人は、すごく多い。実は私もそのひとりだ。というか最初に習うCコードがすでにキツい。3本の指を一瞬でいっぺんに押さえるなんて、みんなアタリマエにやってるけど、そんな芸当私にはできる気がしない。
通常のギターが弾ける人は通常のギターを弾けばいい。でも私のように通常のギターが弾けない人もいる。通常のギターが弾ける人は、「練習すればいい」と思うだろう。でも辛く苦しい練習をしてまで弾きたい、わけではない。ましてや練習をしたところで弾けるようになるかわからない。
ある日、リサイクルショップでジャンク品(2000円)のクラシックギターをなんとなく買った。部屋でポロポロと爪弾いていたら、バチンと4弦が切れた。新しい弦を張るのが面倒でそのまま弾いた。なんとか楽に、カッコよく弾ける方法はないか、そんなことばかりを考えながら。
テキトーに5本の弦をイジっていたら、おかしなことが起きた。5本の弦(4弦は切れたままだ)をとあるチューニング(調弦)にすると、なんと左指2本だけで(!)ほぼどんな曲でも弾くことができた。これは私だけでなく、多くの人にとって福音となる、そう確信した。
こうして「五喜弦(ごきげん)ギター」は誕生した。
五喜弦ギターの作り方はすごく簡単だ。
■五喜弦ギターの作り方
1.ギターを用意する
(アコースティック、クラシックどちらでもよい)
2.3弦と4弦を取り外す
3.はずした4弦を3弦が張られていた位置に張る
4.低いほうからE-B-E-B-EもしくはD-A-D-A-Dにチューニングする
たったこれだけで五喜弦ギターの完成だ!
五喜弦ギターで使う左指は最大2本まで。3本以上の指は使わない。しかもほとんどのコードは隣り合った2本の弦を押さえるだけなので覚えるのも簡単だ。
通常のギターではセーハ(バレー)といって1本の指で複数の弦を押さえるが、セーハは握力と鍛錬が必要で、セーハができなくてギターを諦める人も多い。五喜弦ギターはセーハもほぼ使わない。指2本だけしか使わないので、握力が少ない子どもや老人でもギターで曲を弾くことができるのが大きな魅力だ。
五喜弦ギターは洋楽、邦楽を問わず、基本どんな曲にも対応ができる。
昔から弾き語りで歌ってみたかったあの曲も、世代を超えて歌い継がれているあの名曲も、いま流行りのあの流行歌も、五喜弦ギターがあればきっと弾ける。
しかも簡単なギターコードにありがちな単純なサウンドではなく、五喜弦ギターは和音の響きがカッコいい。だから手軽にアーティスト気分が味わえる。
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